闇ノ花
「そもそも……っ、未来から来た…と言うのはっ、本当なのか⁉」
「本当です。証明しましょうか?」
私は、古高さんの耳元に顔を近付けた。
誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟く。
「──暗殺」
一言言うと、私は古高さんから少し離れた。
そう、これは奴らが企んでいる内容の一部だ。
古高さんは……驚いたような表情をしている。
「未来に伝わる物は、全て本当だとは断言出来ません。だから、ちゃんと教えて下さい」
「……」