闇ノ花
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「……で、山崎に言われて来たという事か」
「はい」
朝ごはんを食べ終わり、素直に来たのはいいんだけど。
土方さんの事……私、やっぱり苦手だ。
この人は元々目付きが鋭いのかもしれない。
それなら仕方ないけど、やっぱり、入った途端に睨まれた。
何も指示出してくれないし……。
私はさっきから、ぼーっと突っ立っている。
この沈黙が嫌い……。
「何かやることありませんか?」
「特にない」
「そうですか。じゃあ私帰りますね」
だって、いつまでもここにいたって仕方ない。
だから踵を返して、山崎の特訓を受けようと思ったのだけど……。