課長としてしか見ていなかったのに、それが徐々に一人の男性として認識していく様子に感情移入は必須でした。
起承転結がしっかりされていて、非常に読みやすくラストまであっという間に持っていかれます。
決して夢物語じゃないような気がしました。
世界中を探せば、この二人のような物語はあるのではないかと。
鬼課長は実は主人公限定で甘課長だったのでしょう。
「…っぽい」にはやられました、ギャップ萌えです。
丁寧口調でそんな台詞、しかもとてつもなく可愛らしい賭けは確実にアウトでしょう、誰だってキュンとしてしまいます。
残業の度に甘課長が付き合ってくれるなら、たまの残業もご褒美のような気さえしますね。
ラストの「仕事をしなさい」もとても好きでした。
せめて上司としての威厳を保とうとしているのでしょうけど、絶対に顔は真っ赤でしょう。
ほっこり心温まる作品です。