後輩レンアイ。
───清華side
最悪。
あたしの家は貧乏だから、昼夜働かないとやっていけない。
体を売っても、まぁ確かに金銭面は余裕あるけど、貯金はしっかりとしておきたいからね。
「…なんでここで働いてんですか。」
いやいや
「関係ないよね?」
「先輩、どんだけ金ほしいんですか?」
「ご注文は?」
「そんなに欲しいならあげましょうか?」
「自分の稼ぎ以外は貰わないことにしてるの。」
「は?綺麗事言ってねーで素直に「ねぇちゃーん!!」…は、ねぇちゃん?」
あぁ…
「宇巳ーウミー!!お店に出てきちゃだめって言ってるでしょ?」
あたしの弟だ。
「ごめん。でも羽陏ーウターが喉かわいたって。」
羽陏はあたしの妹。
ちなみに、ここで兄弟について説明しとくと
中里 真奈 ーナカザト マナー(10)
中里 陸 ーナカザト リクー(14)
中里 宇巳 ーナカザト ウミー(6)
中里 羽陏 ーナカザト ウター(3)
中里 音葉 ーナカザト オトハー(8ヶ月)
と、こんなかんじだ。
「わかった。ちょい待ってて。」
「おー。」
そう言って、宇巳はスタッフルームへと戻っていった。
「…だれ。」
「はぁー…ちょいきて。」
説明がめんどかったあたしは、スタッフルームへイケメンクンを案内した。
「…ここは、託児所?」
「ちがう。これ、全部うちの子。」
「アンタ、子供産んだの!?」
なわけあるかい。
「…兄弟。」
「こんばんわ、中里真奈です。10歳です。」
「こんばんわ、おれは中里陸。14歳。」
「おーっす!オレ宇巳!ろくさいー。」
「うたでしゅ、しゃんしゃいでしゅ。」
「だー。」
もう最後の方わけわかんない。