後輩レンアイ。
“ 今日からこの志堂龍太は、あたし達の家族です。”
…あれか。
あの言葉が予想以上に俺を支えているらしく。
「お前はいつもそうやって私の邪魔をする!
楽しいのか?
ふざけるな!
私が稼いだ金でいい高校に通わせてやってるんだ!
もう少し私のためになるように努力したらどうだ?!」
…とまあボロクソ言われてもこの通り。
ケロッとしている…訳ではないが、いつもよりは全然いい。
「もう顔も見たくない!
行け!」
「はい。」
…ふう、やっと終わった。
あーあ、朝からこれはキツいなー。
なんせ4時半に起こされてそれからずっと説教だもんなー。
頭も痛くなるわそりゃ。
(…もう7時半か。学校行かなきゃ。)
うわ3時間も話聞いてたわけ?
俺ってすごい。
つーか、先輩の言葉ってすごい。