ホントに大切なもの☆
訪れる嵐-明希☆視点-
休憩の合間、美雨に電話を掛けた
電話口で美雨が「はい…」と言ったから俺は、「あっ…俺やけど…」と言った
すると美雨が「誰かくらい、わかるよ(笑)」と言い俺は、「差し入れすまんな…」とお礼を言った
美雨がそんな俺に「わざわざいいのに(笑)あっ、昨日はごめんね…彼女と一緒だったよね…」と言ってきた
俺が「うん…まぁ…気にせんでええよ…」と答えると美雨が「彼女とはちゃんとやってるの?」と尋ねてきた
俺が「やってるで…一緒に住んでる…」と言うと美雨が「そっか…住んでるんだ…あの明希がね…あっ、ごめん呼ばれたから行くね!」と言って電話が切れた
俺は、「ハァ…調子狂うわ…」と呟き、曲作りを再開させた
そして1ヶ月後…
翌日に控えた野外フェスのリハーサルに来ていた
数曲を軽く歌い、流れを確認する
スタッフが『はい、OKでーす!明日の本番よろしくお願いします!』と言って俺も「お願いします!」挨拶した
リハーサルを終え、楽屋に戻る途中…
「明希!」と美雨が俺を呼び止めた
俺は、思わず「あっ…出た…」と咄嗟に呟いた
俺に手を振り、満面の笑みで、俺の元に走り寄る
「ちょっと!なんでそんな暗い顔するの?そんなに私に会うのが嫌なの?」と美雨が言ってきた
俺は、動揺して「べ…別にそんな事あらへんで…」とゴマかした
すると美雨が「あっ、ねぇ!今夜、暇?」と俺に聞いてきた
俺は、「今日は、リハーサルだけやけど?」と言うと美雨が「久しぶりに食事行かない?」と俺を誘ってきた
俺は、「えっ…」と言い美雨は、「もう過去の事は許してるわ…それを気にしてるんでしょ?」と言ってきたが俺は、「えっ…いや…別に…うん…」と曖昧な返事をした
すると美雨が「それとも彼女にバレたくないとか?昔みたいに"友達"として誘ってるんだけど!」と言うと俺は、「わかった…じゃ…終わったら連絡して」とそう約束を交わし、夜まで時間を潰す
そして、美雨から連絡があり、ホテル近くのレストランへ入った
「なんか久しぶりで緊張するね」と美雨が言うと俺は、「せやな…適当に頼むわ」と言いふたりで飲み物と料理を頼む
その後に俺が「事務所変わったんやな…」と美雨に言うと美雨は、「うん!日本離れてる間に若い人が活躍してるから、その中でやっていく勇気がなかったの…で、たまたまavexから声かけてもらって!」と言い俺が「来瞳やろ…」と言うと美雨が「彼女スゴイね!まだ会った事ないけど…彼女の曲好きなんだよね!明希仲良いの?」と聞いてきた
俺「えっ…うん、まぁな」とゴマかすと美雨が「今度会わせてよ!あとさ…付き合ってる彼女とは長いの?」と言い俺は、「もうすぐ3年?くらいちゃうかな…」と答えた
すると美雨が「長いんだね…結婚しないの?」と俺に尋ねた
俺が「結婚ねぇ…彼女とならしたいかもな…」と言うと美雨が「そっか…私の時も…そう思って…欲しかったな…」と言いそれと同時に料理が運ばれてきた
俺が今、美雨が言った言葉が聞こえなくて「なんて言った?」と聞き返すと美雨が「ううん…別に!」と何もなかった様に言った
それから昔の話で会話が弾んだ
でも最後まで来瞳と付き合ってると言えなかった…
気付いたら深夜を回っていて帰る事にした
泊まるホテルが一緒だった事もあり一緒に並んで歩く
俺が「なんや…懐かしいな…」と言うと美雨が「そうだね…また誘っていい?」と聞いてきたから俺は、「別にかまへんよ…」と言うと美雨が「私ね…あの時…明希が止めてくれるの待ってた…悔やんでまた戻ってきてくれるって自惚れてた…ずっと空港で待ったりなんかしてさ…本当は別れたくなかったんだ…」と言った
そんな美雨に「美雨…ごめん…」としか謝る事が出来ずにいると美雨が「謝らないでよ…」と言った
気付いたらホテルに着いていて美雨を部屋の前まで送る
俺が「じゃぁな…」と言うと美雨が「今日はありがとう…じゃおやすみなさい…」と言い美雨は、部屋の中へ入り、俺も自分の部屋へ戻った
そして、翌日のフェスも無事に終わり、東京へ戻った
家に帰ると来瞳の姿はなく、少しホッとしてる自分がいた
相変わらず何もない部屋…
美雨と食事に行った事を思い出す
あぁやって堂々と食事など来瞳には、許されない事で少し悲しく感じた
あの日以来から美雨と頻繁に連絡を取り合い、距離が昔に戻っていた
この感情が何なのかそれを知るのは、もう少し先の事だった…
電話口で美雨が「はい…」と言ったから俺は、「あっ…俺やけど…」と言った
すると美雨が「誰かくらい、わかるよ(笑)」と言い俺は、「差し入れすまんな…」とお礼を言った
美雨がそんな俺に「わざわざいいのに(笑)あっ、昨日はごめんね…彼女と一緒だったよね…」と言ってきた
俺が「うん…まぁ…気にせんでええよ…」と答えると美雨が「彼女とはちゃんとやってるの?」と尋ねてきた
俺が「やってるで…一緒に住んでる…」と言うと美雨が「そっか…住んでるんだ…あの明希がね…あっ、ごめん呼ばれたから行くね!」と言って電話が切れた
俺は、「ハァ…調子狂うわ…」と呟き、曲作りを再開させた
そして1ヶ月後…
翌日に控えた野外フェスのリハーサルに来ていた
数曲を軽く歌い、流れを確認する
スタッフが『はい、OKでーす!明日の本番よろしくお願いします!』と言って俺も「お願いします!」挨拶した
リハーサルを終え、楽屋に戻る途中…
「明希!」と美雨が俺を呼び止めた
俺は、思わず「あっ…出た…」と咄嗟に呟いた
俺に手を振り、満面の笑みで、俺の元に走り寄る
「ちょっと!なんでそんな暗い顔するの?そんなに私に会うのが嫌なの?」と美雨が言ってきた
俺は、動揺して「べ…別にそんな事あらへんで…」とゴマかした
すると美雨が「あっ、ねぇ!今夜、暇?」と俺に聞いてきた
俺は、「今日は、リハーサルだけやけど?」と言うと美雨が「久しぶりに食事行かない?」と俺を誘ってきた
俺は、「えっ…」と言い美雨は、「もう過去の事は許してるわ…それを気にしてるんでしょ?」と言ってきたが俺は、「えっ…いや…別に…うん…」と曖昧な返事をした
すると美雨が「それとも彼女にバレたくないとか?昔みたいに"友達"として誘ってるんだけど!」と言うと俺は、「わかった…じゃ…終わったら連絡して」とそう約束を交わし、夜まで時間を潰す
そして、美雨から連絡があり、ホテル近くのレストランへ入った
「なんか久しぶりで緊張するね」と美雨が言うと俺は、「せやな…適当に頼むわ」と言いふたりで飲み物と料理を頼む
その後に俺が「事務所変わったんやな…」と美雨に言うと美雨は、「うん!日本離れてる間に若い人が活躍してるから、その中でやっていく勇気がなかったの…で、たまたまavexから声かけてもらって!」と言い俺が「来瞳やろ…」と言うと美雨が「彼女スゴイね!まだ会った事ないけど…彼女の曲好きなんだよね!明希仲良いの?」と聞いてきた
俺「えっ…うん、まぁな」とゴマかすと美雨が「今度会わせてよ!あとさ…付き合ってる彼女とは長いの?」と言い俺は、「もうすぐ3年?くらいちゃうかな…」と答えた
すると美雨が「長いんだね…結婚しないの?」と俺に尋ねた
俺が「結婚ねぇ…彼女とならしたいかもな…」と言うと美雨が「そっか…私の時も…そう思って…欲しかったな…」と言いそれと同時に料理が運ばれてきた
俺が今、美雨が言った言葉が聞こえなくて「なんて言った?」と聞き返すと美雨が「ううん…別に!」と何もなかった様に言った
それから昔の話で会話が弾んだ
でも最後まで来瞳と付き合ってると言えなかった…
気付いたら深夜を回っていて帰る事にした
泊まるホテルが一緒だった事もあり一緒に並んで歩く
俺が「なんや…懐かしいな…」と言うと美雨が「そうだね…また誘っていい?」と聞いてきたから俺は、「別にかまへんよ…」と言うと美雨が「私ね…あの時…明希が止めてくれるの待ってた…悔やんでまた戻ってきてくれるって自惚れてた…ずっと空港で待ったりなんかしてさ…本当は別れたくなかったんだ…」と言った
そんな美雨に「美雨…ごめん…」としか謝る事が出来ずにいると美雨が「謝らないでよ…」と言った
気付いたらホテルに着いていて美雨を部屋の前まで送る
俺が「じゃぁな…」と言うと美雨が「今日はありがとう…じゃおやすみなさい…」と言い美雨は、部屋の中へ入り、俺も自分の部屋へ戻った
そして、翌日のフェスも無事に終わり、東京へ戻った
家に帰ると来瞳の姿はなく、少しホッとしてる自分がいた
相変わらず何もない部屋…
美雨と食事に行った事を思い出す
あぁやって堂々と食事など来瞳には、許されない事で少し悲しく感じた
あの日以来から美雨と頻繁に連絡を取り合い、距離が昔に戻っていた
この感情が何なのかそれを知るのは、もう少し先の事だった…