ホントに大切なもの☆
突然、消えた君…【明希☆視点】
【明希 視点】
翌朝、体の痛さで目覚め、来瞳の名前を呼んだ
「えっ…嘘やん…帰ってない…」と俺は、言い慌て家の部屋中を探す
どこにも来瞳の姿はない
携帯を取り出し、電話を掛けても繋がらない…
「忙しいんかな…」と俺は、ひとり呟いた
明希は、多忙で電話に出ない事が殆どだった
だから不思議には思わず、俺も仕事へ向かった
今日もスタジオでの仕事でCasissメンバーが揃っていた
が、俺の顔を見るなり、yukiが慌てて側に来た
yukiが「明希!コレ見てや!」と言い、携帯を見せる
俺は、携帯の画面の文字を読み「なんなん?ん?…"来瞳 活動休止の噂"?…はっ!?」とビックリする
yukiに「たまたま携帯見てたら見つけてん!来瞳、なんか言うてた?」と訊かれ、俺が「いや…何も…ただの噂やろ?」と言うとyukiが「でも、liveでの件でこの噂が広がったみたいやで?嘘ならええけど…」と言った
そんな俺は、「もし、それがほんまなら俺に言うてくると思う…」と言い、yukiが「そうやな…」と納得した様に頷いた
俺は、携帯を取り出し、もう一度、電話を掛ける
「…なんで出ーへんねん…」と俺は、ひとり呟いた
急に不安になり、何度も何度も電話を掛ける
「…クソッ…」と俺は、呟いた
そして、その夜も来瞳は、帰ってこなかった
その次の日も次の日も帰ってこなかった…
いくらなんでもおかし過ぎる
仕事の合間も家に帰ってからも電話を掛ける日々が続く
「一体どこにおるんや…」と俺は、呟き頭をかきむしる
「来瞳…」と俺が呟いたその時…
着信"明希"
俺の携帯が鳴った
俺は、「来瞳!?」と言い、慌てて電話に出る
「来瞳!どこにおるんや!なんで電話にも出ーへんねん!」と言い、俺は声を張り、ソファーから立ち上がる
すると来瞳のマネージャーが「明希さん?私はマネージャーです」と言った
電話の相手は、来瞳ではなくマネージャーだった
俺は、ソファーへ再び力なく座った
「なんで来瞳の携帯から…」と俺が言うとマネージャーが「来瞳に携帯を新しく変えて欲しいと頼まれたもので、また何か明希さんとあったのだと思い、替える前に電話させてもらいました…」と言った
「俺とは別に何もないけど…帰ってこんのはなんでなん?何も聞いてへんねん、俺…」と俺が言うとマネージャーが「本当に明希さんとの間で何もないんですか?」と訊いてきた
「ない…と俺は思ってるけど…来瞳は、何処にいるん?会って話したいんやけど!」と俺が言うとマネージャーがしつこく「本当に来瞳から何も聞いてないんですか…?」と訊いてくるから俺は、思わず「ほんまに知らんねんて!ずっと帰ってきやんし…ほんま教えてーや…」と言い声を張り上げた
暫く沈黙があった
そしてマネージャーから訊いた事実は、信じられないものだった…
マネージャーが「来瞳は…その家にはもう帰りません…」と言った
俺は、訳がわからず「……はっ……?」と言った
するとマネージャーが「新しい家を探して欲しいと頼まれたので…」と答え、俺が「どういう事やねん!」と言うとマネージャーが「すみません、これ以上言えませんので失礼します…」と言った後、電話が切れた
なんやねん…
なんでいきなり、そうなんねん…
俺のイライラは、ピークにきていた
ガンッ!
前にあったテーブルを思い切り蹴った
やり場のない怒り
何故、俺に言わない…?
何故、この家を出て行った?
何故?
俺は、「…あっ…」と言いふと、床を見ると蹴ったと同時にポケットから落ちたと思われる指輪の入った箱が転がっていた
翌朝、体の痛さで目覚め、来瞳の名前を呼んだ
「えっ…嘘やん…帰ってない…」と俺は、言い慌て家の部屋中を探す
どこにも来瞳の姿はない
携帯を取り出し、電話を掛けても繋がらない…
「忙しいんかな…」と俺は、ひとり呟いた
明希は、多忙で電話に出ない事が殆どだった
だから不思議には思わず、俺も仕事へ向かった
今日もスタジオでの仕事でCasissメンバーが揃っていた
が、俺の顔を見るなり、yukiが慌てて側に来た
yukiが「明希!コレ見てや!」と言い、携帯を見せる
俺は、携帯の画面の文字を読み「なんなん?ん?…"来瞳 活動休止の噂"?…はっ!?」とビックリする
yukiに「たまたま携帯見てたら見つけてん!来瞳、なんか言うてた?」と訊かれ、俺が「いや…何も…ただの噂やろ?」と言うとyukiが「でも、liveでの件でこの噂が広がったみたいやで?嘘ならええけど…」と言った
そんな俺は、「もし、それがほんまなら俺に言うてくると思う…」と言い、yukiが「そうやな…」と納得した様に頷いた
俺は、携帯を取り出し、もう一度、電話を掛ける
「…なんで出ーへんねん…」と俺は、ひとり呟いた
急に不安になり、何度も何度も電話を掛ける
「…クソッ…」と俺は、呟いた
そして、その夜も来瞳は、帰ってこなかった
その次の日も次の日も帰ってこなかった…
いくらなんでもおかし過ぎる
仕事の合間も家に帰ってからも電話を掛ける日々が続く
「一体どこにおるんや…」と俺は、呟き頭をかきむしる
「来瞳…」と俺が呟いたその時…
着信"明希"
俺の携帯が鳴った
俺は、「来瞳!?」と言い、慌てて電話に出る
「来瞳!どこにおるんや!なんで電話にも出ーへんねん!」と言い、俺は声を張り、ソファーから立ち上がる
すると来瞳のマネージャーが「明希さん?私はマネージャーです」と言った
電話の相手は、来瞳ではなくマネージャーだった
俺は、ソファーへ再び力なく座った
「なんで来瞳の携帯から…」と俺が言うとマネージャーが「来瞳に携帯を新しく変えて欲しいと頼まれたもので、また何か明希さんとあったのだと思い、替える前に電話させてもらいました…」と言った
「俺とは別に何もないけど…帰ってこんのはなんでなん?何も聞いてへんねん、俺…」と俺が言うとマネージャーが「本当に明希さんとの間で何もないんですか?」と訊いてきた
「ない…と俺は思ってるけど…来瞳は、何処にいるん?会って話したいんやけど!」と俺が言うとマネージャーがしつこく「本当に来瞳から何も聞いてないんですか…?」と訊いてくるから俺は、思わず「ほんまに知らんねんて!ずっと帰ってきやんし…ほんま教えてーや…」と言い声を張り上げた
暫く沈黙があった
そしてマネージャーから訊いた事実は、信じられないものだった…
マネージャーが「来瞳は…その家にはもう帰りません…」と言った
俺は、訳がわからず「……はっ……?」と言った
するとマネージャーが「新しい家を探して欲しいと頼まれたので…」と答え、俺が「どういう事やねん!」と言うとマネージャーが「すみません、これ以上言えませんので失礼します…」と言った後、電話が切れた
なんやねん…
なんでいきなり、そうなんねん…
俺のイライラは、ピークにきていた
ガンッ!
前にあったテーブルを思い切り蹴った
やり場のない怒り
何故、俺に言わない…?
何故、この家を出て行った?
何故?
俺は、「…あっ…」と言いふと、床を見ると蹴ったと同時にポケットから落ちたと思われる指輪の入った箱が転がっていた