ホントに大切なもの☆

明希が女に向かって言った。「勝手なこと言わんといてや、それに今日は、来瞳の打ち上げやで？わかってんの？」

「 来瞳って歌うまいし、綺麗だけど私は嫌い～」と女が明希に向かって言った
何、あれ(笑)
好き勝手言い過ぎでしょ(笑)と私は、思った

暫くすると今日、打ち上げに呼んでたﾓﾃﾞﾙをしてる友達の香音が「ｺﾞﾒﾝ！来瞳！あの子私が連れてきたの！」と言って「 来瞳のﾌｧﾝだから行きたいって言って連れてきたら目的は明希さんだったのね…」呟いた

「なんだ…そういう事か…」と私が言うと友達が「ほんとｺﾞﾒﾝ！最近入った新人のﾓﾃﾞﾙで西山美嘉ってｺなの…すぐ連れて帰るわ！」と言った

そう言って友達は明希と西山美嘉というｺの元へ行って「 美嘉！帰るよ！」と言うと明希が勘弁してと言わんばかりに「友達かなんかなん？どうにかしてーや」と言った

すると「先輩！私、明希さんとまだいるので先に帰って下さい」と美嘉が言い出した

そして私も明希の元へ行って一言…

「申し訳ないけど今日は私の打ち上げだから明希さんが目的なら違うとこでやってくれない？」と言うとその言葉に明希はﾋﾞｯｸﾘしていた

「なんか 明希さんって怖～い！」と美嘉が言うから「皆に迷惑かかるって言ってんの」と来瞳が言うと明希が「俺がこの子とどっか行け言うてんの？」と、明希が切ない顔をして言った
それをいい事に「だって♪明希さん行きましょ♪」と美嘉が言うと明希が「そう言われたんなら仕方ないわ…外までなら送ったるわ」と言い、明希は、美嘉に腕を組まれ店の外へ出た

友達もその後を追って行く
その一部始終を見てたyukyaiさんが「来瞳ええんか？明希取られるで？」言ってきた

「私だって辛い…でもﾊﾞﾚたらいけないから…」と私は、yukiyaさんに言った

きっと明希なら立場も考えず、私が言い寄られてもすぐに駆けつけて私を守ってくれるだろう…

そんな事を思ってると「事務所との約束やもんな…」とyukiyaさんが言った

私は、美嘉と腕を組んで店を出て行く明希の背中を見ていた