Street Ball
先に紐を縛り終えた泰二が、軽めにドリブルしながら3Pラインに立った。
羽のように柔らかなシュートモーションから、高い弧を描くボールを放つ。
其処から先は見る必要も無かったので、俺もジョーダンの紐を縛り始めた。
一瞬遅れて、リングにぶら下がった鎖がジャラリと音を立てた。
リングには全く触れず、その中心にボールが吸い込まれた時にだけ出る、胸が空く気持ちの良い音。
その音を聞くと、思わず俺の顔までにやけてしまう。
泰二に視線を移すと、何か不満があったのか、スナップの確認していた。
その間にネットをすり抜けたボールは、強烈なバックスピンで泰二の足下へゆっくりと戻ってくる。
まったく、何処に文句が有ったんだか、俺には分からないっての。
羽のように柔らかなシュートモーションから、高い弧を描くボールを放つ。
其処から先は見る必要も無かったので、俺もジョーダンの紐を縛り始めた。
一瞬遅れて、リングにぶら下がった鎖がジャラリと音を立てた。
リングには全く触れず、その中心にボールが吸い込まれた時にだけ出る、胸が空く気持ちの良い音。
その音を聞くと、思わず俺の顔までにやけてしまう。
泰二に視線を移すと、何か不満があったのか、スナップの確認していた。
その間にネットをすり抜けたボールは、強烈なバックスピンで泰二の足下へゆっくりと戻ってくる。
まったく、何処に文句が有ったんだか、俺には分からないっての。