Street Ball
行きたくもなかった高校。


自由のようで、未成年だと言う鎖で縛られている自分。


中国の血が入っていると、周りに冷え冷えとした目で見られ続けてきた。

全部クソったれだ。


「こら!何をやっとるか!」


背後から聞こえてくる声にも気付かず、俺は不満の矛先をその教師から変えなかった。


羽交い締めにされて、初めて気付く。


俺の高校生活は、たぶんこんなくだらない事で幕を閉じるのだと…。
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