Street Ball
泰二からパスを貰い、ゴール下で踏ん張っている鉄へ通す。
右足を軸にターンしてシュートを狙うが、剃り込みのブロックに阻まれる。
鉄がシュートブロックされた所を初めて見たが、シュートブロックされたのも、恐らく初めてだったのではないだろうか…。
そうでなければ、あの奥歯を噛みしめる鉄の表情に説明がつかない。
「鉄、気にすんな。ディフェンスで押さえ込めばチャラだ。」
鉄は何度も頷きを返してくるが、表情は険しいままだった。
オフェンスにもディフェンスにも参加出来ず、リバウンドも取れないとくれば、焦燥感から雑なプレーになる。
そうなる事だけは、なんとしてでも避けたい。
だが、そんな俺の願いも空しく、ソフトモヒカンと剃り込みのラインから攻め込まれ始めた。
6対6。
点差を付けようと焦ったシュートはリングに弾かれ、ディフェンスへと攻守交換。
気付いた時には先週の試合と同じ内容だったが、唯一違うのは、金髪達と同じ運命を辿っているのが[HEAT]という事だった。
右足を軸にターンしてシュートを狙うが、剃り込みのブロックに阻まれる。
鉄がシュートブロックされた所を初めて見たが、シュートブロックされたのも、恐らく初めてだったのではないだろうか…。
そうでなければ、あの奥歯を噛みしめる鉄の表情に説明がつかない。
「鉄、気にすんな。ディフェンスで押さえ込めばチャラだ。」
鉄は何度も頷きを返してくるが、表情は険しいままだった。
オフェンスにもディフェンスにも参加出来ず、リバウンドも取れないとくれば、焦燥感から雑なプレーになる。
そうなる事だけは、なんとしてでも避けたい。
だが、そんな俺の願いも空しく、ソフトモヒカンと剃り込みのラインから攻め込まれ始めた。
6対6。
点差を付けようと焦ったシュートはリングに弾かれ、ディフェンスへと攻守交換。
気付いた時には先週の試合と同じ内容だったが、唯一違うのは、金髪達と同じ運命を辿っているのが[HEAT]という事だった。