Street Ball
「あれっ?見に来てたんだ?お気に召していただけたかな?」
突然開かれたドアから姿を現したのは、首筋から流れる汗をタオルで押さえといるアキだった。
先程までの真剣な顔付きは何処かへ消え、何時もの掴み所のない笑顔をしている。
ただ、試合後という事で、何時もの爽やかさが三割程増しているけどな。
「一ヶ月半後を楽しみにしてろよ。」
バカにしたように、口笛を吹きそうなアキを、目で制止させる。
「そうだね〜。そっちが勝ち上がれる事を信じて、体調を万全にしておくよ。」
そう言い残して歩き出したアキに続き、ドレッドと無精髭も通り過ぎていく。
瞬時に自分と同じポジションの相手を見つけたが、意識しつつも言葉は吐かなかった。
[SB]を出て行く、[REEF]の三人。
それと合流するように、[BUZZ]の兵隊を引き連れたロンが現れ、[REEF]と共に視界から消えていく。
ロンの隣には、バイカラーのワンピースを着た碧の姿があった。
昨日も肌を重ねていたのに、今感じる距離は遠くて、胸が落ち着かなかった…。
突然開かれたドアから姿を現したのは、首筋から流れる汗をタオルで押さえといるアキだった。
先程までの真剣な顔付きは何処かへ消え、何時もの掴み所のない笑顔をしている。
ただ、試合後という事で、何時もの爽やかさが三割程増しているけどな。
「一ヶ月半後を楽しみにしてろよ。」
バカにしたように、口笛を吹きそうなアキを、目で制止させる。
「そうだね〜。そっちが勝ち上がれる事を信じて、体調を万全にしておくよ。」
そう言い残して歩き出したアキに続き、ドレッドと無精髭も通り過ぎていく。
瞬時に自分と同じポジションの相手を見つけたが、意識しつつも言葉は吐かなかった。
[SB]を出て行く、[REEF]の三人。
それと合流するように、[BUZZ]の兵隊を引き連れたロンが現れ、[REEF]と共に視界から消えていく。
ロンの隣には、バイカラーのワンピースを着た碧の姿があった。
昨日も肌を重ねていたのに、今感じる距離は遠くて、胸が落ち着かなかった…。