Street Ballのレビュー一覧
その程度の差こそあれ 誰だって人生を絶望する時期がある。 堕ちたまま進むか 闇からはい上がるか 決めるのは結局は自分自身だ。 燻って日々を過ごす主人公双英。 彼を輝かせるきっかけとなったのは ――Street Ballという ルール無用の格闘バスケだった。 自分のプライドを賭けてコートに立ち 数々の死闘を繰り返すたび 仲間との絆を深め 生き生きとした感情を呼び覚ます双英。 また悩んで痛め付けられて 裏切られることがあるかもしれないけど それでも何度でも立ち上がれる。 自分のすべてを賭けられるくらい 夢中になれるものがある。 そして仲間がいるから――。 もっと……と更に読みたくなる程 魅力たっぷりのストーリーと登場人物達。 読まないと絶対に損しますよ、 これマジで!
脳裏に浮かぶ試合風景。 コートの外の人の絆、闇、その事象を作り出した過去の経緯。 全てを覆う様々な伏線が、筆者の止まらぬ進化を物語っている。 胸を焦がすような若かりし日々を思い出させてくれました。 長編を思わせない疾走感と読後の爽快感が清々しく胸を駆け抜けていき、読んで良かったと心の奥底から思わせてくれる作品でした。 既存のケータイ小説の甘ったるいスタイルに飽きた方は、是非とも読んで下さい。 絶対に損はしない筈! 寧ろこの作品に出逢えなかった人達に損してるぞと言いたくなります! 読んで下さい…絶対に!
夢中で打ち込めるものが、ありますか? 何か一つでもいい。 夢中になれるものがある喜び。 ただ、バスケが好き。 そんな双英が出会ったStreetBall。 その裏に込められた意味を知った時の葛藤や、周りの人の温かさを知った時の思いなど、すべてが強く伝わってきます。 いつもながら登場人物が皆、素敵だ。 作者の強い思いが込められているからだろう。 バスケシーンでは、目を閉じるとバッシュが床をこする音が聞こえてきそうなほどの躍動感が伝わってきます。 熱い青春ストーリーを、ぜひ。
ルールのない、ストリート・バスケ。 「Street Ball」 高校をドロップアウトして、自分すら見失いそうになっていた主人公が出会った格闘バスケだ。 一瞬の判断が、最悪の結果を生み、最高の勝利をも生み出す。 それはそのまま、危ういまでに繊細な、16才の夏を象徴しているのだ。 スリルとスピード感あふれる試合の中に折り込まれた、きらめく友情とほのかな恋。 主人公は、そこで初めて、大きく深呼吸する。 快感と呼べるほどの、開放感。 読後の爽やかさを、ぜひお試しあれ!
16歳の青年が、成長段階の夏を熱く生きた。 舞台はコート……それは、まるで人生の縮図………その上で繰り広げられる、友情に愛情に人情。 大事な事は、【今】なんだと教えて貰った………この情熱を、一人でも多くの人に、私は伝えたい。
満たされない心の隙間を埋めてく れたもの、それは…street ball ルール、反則お構いなし。 取るか取られるか… ただそれだけ。 手に汗握る躍動感漲る試合シーン は、バスケに無知な私にも十分に 楽しめるもの。 それに加えて、青春真っ只中の友 情や熟し切れない青い恋愛… 誰もが昇る大人への階段までの道 のりを、見事なまでにリアルに表 現してあります。 一度ページを捲ると… 眠かろうが用があろうが最後まで 読み進めてしまう魅力たっぷりの 作品を、どうぞご賞味あれ♪
生い立ち、環境、試練…孤独、苛立ち、胸にぽっかり空いた穴…主人公は心を閉ざしていたのかもしれない。白い視線、理不尽な眼差し…遠ざかり楽にはならない。葛藤の中…見つけたものは……?読むほどに動きが伝わり手に汗握る!説明出来ぬ熱いドラマをあなたの瞳と魂に焼き付けてくれ………!!
バスケットボールを主軸に繰り広げられる青春物語。 スピード感・臨場感溢れる試合シーンに、一観客として、観戦している気分にさせられます。 手に汗握るプレーの連続に、息つく間もない程です。 青春真っ只中の少年たちの友情や恋愛、葛藤等…、見逃せない要素も盛り沢山です。 読後の何とも言えない爽やかさ!さぁ、今すぐ、頁を捲ってみましょう! 熱い彼らに引き込まれること、間違いなしです。
青少年の追ったものは、夢なのか、幻か。 真夏の太陽より熱く、 焦げた地面に跳ねるのは、バッシュと魂−Soul。 月が霞むほどの眼差しで、追うのはあいつと掴みそこねたあの日の夢。 何もなかったマイナスの日々から、一気に駆け登っていく少年達。 「Heat」するのは、彼らか、あなたか? 危険な夜を蹴散らして、「熱」があなたの胸にもきっと届く!