そしてまた、キミに。
「清水君、ココでバイトしてたんだね」
思いもしない偶然にすごく嬉しくなる。
「うん。
コッチ来てすぐ始めてん。
この格好似合ってるやろ〜」
清水君がドヤ顔で言う。
「フフ。
おしゃれな制服だね」
すっごくカッコいい…
「なー、坂口さんも見てやー。
キマってるやろー?」
「…」
「うわ、無視やっ」
優は『我関せず』って感じ(笑)
どこからか視線を感じる。
「…やば。店長めっちゃ睨んでる」
清水君はコホンっと一回咳をすると、
接客モードに切り替えた。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「あ、また後で呼びます」
「かしこまりました」
規則正しく小さく頭を下げて
清水君は中に戻っていった。