そしてまた、キミに。


まずは教室から近い保健室に行ってみた。


「え?坂口さん来てないわよ」

「わかりました。
ありがとうございますっ」


保健室には来てないか…


じゃあ屋上かな。




屋上に着いてドアを開くと、
優ではなく今日来た転入生がいた。


「あ。あの、優いなかった?
ロングヘアですらっとした…」

「あーおったで、女の子」


「本当?」


「坂口さんやんな?
さっき『愛子のとこ行かな』って
出て行ったで」


「ありがとうっ」


「いーえ」

転入生はにっこりと笑った。



わー。

イケメンだ。

近くでみると本当に整った顔してる。


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