そしてまた、キミに。
「今日はみんなに
話しかけられて大変だね。
私も転校経験者だからよく分かるの」
「そうやな〜、でも嬉しい。
早くみんなと仲良くなりたいし」
「ふふ。
清水君ならすぐなれると思うな」
「ホンマ?
ちょっと自信出てきたわ、ありがとう」
清水君ってよく笑うし、
すごく良い人そうだ。
「じゃあ、優のとこ行って来るね」
そう言って立ち去ろうとした。
「あ、待って!」
すると
突然清水君に腕を掴まれる。
「えっ…」
一瞬の出来事に驚いて、
心臓がドクンと大きく波打った。