そしてまた、キミに。
「絶対亮さんのこと好きだと思うんだよね、姉ちゃん。
本人から聞いたわけじゃないから
勝手にこんなこと言ってたら怒られるかもしれないけど」
「意外と怖いからなー」なんて言いながら
微笑む大輝。
…本当に愛子のこと好きだな、大輝は。
小さい頃も、今も…
本当にお姉ちゃん思いだね。
最後まで決定的なことは言わなかったけど
大輝が言いたいことはアタシの胸にしっかりと伝わった。
ーー『…ねぇ、愛子。
清水君のこと…気になる?』
愛子の想いに気づいた日。
アタシが自分の胸に誓ったコト。
大輝の愛子への思いが、アタシに大切なコトを思い出させてくれた。