そしてまた、キミに。



そのゆるーい感じがすごく好きだった。
みんなが自然でいられる感じ。

森先生も好きだけど、やっぱり先生のクラスが一番好きだな…



「先生。
私、先生には本当に感謝してます」


「どうしたの、急に」


優のことも、私のことも
ずっと見捨てずに向き合ってくれて、

私が辛いときも、一番に気づいてくれた。

先生がいなかったら…担任が先生じゃなかったら、私たちはこんな風に前を向いていなかったと思う。


「先生…いつもありがとうございます。

私、先生のいる学校にこれて、
本当に嬉しいです」


「松田さん…」


突然こんなことを言われて、すごく驚いた様子の先生。

自分でもなんで急に言いたくなったのかはわからないけど、今言わなきゃ伝えるタイミングを失くすような気がして、言葉を止めることはしなかった。


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