そしてまた、キミに。


地元の高校とは違ってやけにデカく
キレイな外観。

門をくぐって中に入ると、
スーツを着た男が近づいてきた。



「おはようございます。
清水亮くんかな?」


「…はい」


「僕は今日から清水君の担任になる
宮本弘也(ミヤモトヒロヤ)です。よろしくね」


めっちゃ若い先生やな。


「よろしくお願いします」


クールな笑顔だけど、
どこか優し気な雰囲気を感じた。

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