君に届け

飲み会

その後、仕事が続き中々休みがとれず、忙しい日々を過ごしていた。
やっと休みがとれ、ゆっくりとしていたら、かなめから連絡があった。
「もしもし」
「美奈?今、駿と司と飲み会してるんだけど、来ない?」
「いいよ。場所は?」
店の名前を聞き、私は出かけた。

30分ほどで店につき、3人と合流する。
店の前に立ち、駿がやたらとハシャいでいる。
「美奈も一緒に飲むぞ~」
「大丈夫なの?」
司に聞く。
「少し飲み過ぎかな?」
「いいから美奈も行くんだ」
私の腕を掴む。
店の中に入りBOX席に座る。
駿は当たり前のように隣に座る。
「じゃあ、カンパイ」
「カンパイ!」
みんなでカンパイをする。
「みんなは明日仕事?」
「ううん休み、美奈は?」
かなめが言う。
「私も休み」
「じゃあ、俺とデートしよ」
駿が目を輝かせながら言う。
「ごめん、明日は予定ある」
「残念」

みんなと別れて私は大通りに出た。
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