FY.
2-Aに向かう道。

私達はトイレに行くと空くん達に言って、2人になった。

「んで?」

へ?

「せなに一目惚れでもした?」

「そ、そんな…めっそうもない…」

「ほんとーに?」
結ちゃんの目は、いつも鋭い。

いつも結ちゃんには、嘘は隠せないんだ。

「私も…わからないけど…せなの顔見ると、緊張する…。」

「そかそか。よく言えました!」

結ちゃんは子供を慰めるように、頭をぽんぽんしてくれた。

「……でも。」
結ちゃんの低い声。
このときの結ちゃんは、
「アイツはどうするのかねぇ…?」

私には、絶対にわからない。
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