顔をあげて
「無理することはないと思う。俺はずっとお前のそばにいるから。
礼羅が下を向くたび俺が前を向かせてやる。」


「礼羅…好きだよ。」

一樹は優しく私を抱きしめてくれた。


「礼羅も…大好き。」

私は力いっぱい一樹を抱きしめた。
< 57 / 96 >

この作品をシェア

pagetop