顔をあげて
お互いが体を引き離し目があった。

お互い顔を真っ赤にして笑いあった。

「ごめんね、バイトで疲れてるのに呼び出して。」

「いいよ♪礼羅にあったら疲れなんてぶっとんだ!
それにやっと思いを伝えられたから。今日が俺らの記念日ゃね♪」

「一樹…ありがとう。」

一樹と手をつないで階段をおりた。

私は降りる途中冷や汗を感じ、階段をおりきった時と同時に気を失った。
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