顔をあげて
あまりに近すぎて、当たり前すぎて家族の大事さを見失うところだったかもしれない。

あたりまえのように一緒に過ごしていた家族を自分のせいで失ってしまうんじゃないかという恐怖に私は怯えていた。



ねぇ一樹、一樹のいった通り私は愛されていたんだね。
一樹のおかげで顔をあげ前をむく事ができたよ。
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