顔をあげて
「礼羅~よくきれなかったね~!理沙てっきりあの男子たちに椅子でも投げつけるんじゃないかと思ったよ!」

今は授業中。私はあの後気分があがらず保健室で休んでいた。…理沙はさぼってついてきた。

理沙のいうとおり、ちょっと前までの私ならそうしただろう。
だけど、

「礼羅、一樹の事何もしらない。みんなの前じゃえらそうに信じてるなんかゆっちゃったけど、本当はすごく不安になった。
一樹にききたい事いっぱいあるのにうざい女とか思われそうで…。

一樹さ、礼羅と二人でいてもキスもしてくれない。
バイトも忙しくてなかなか会えないし。礼羅の事やっぱり遊びかも。」


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