顔をあげて
「俺を捨てた親を許したわけじゃないけど、自分で自立できる力をつけれた事にはある意味親に感謝だな。まっおっちゃんに一番感謝してるけど♪…っておい!礼羅!?」


私はきずくと涙を流していた。

一樹がどんな思いで今まで歩んできたのか。家もなくお金もなく毎日不安ななかが間違った道とはいえがむしゃらに生きようとしてた一樹を思うと涙がとまらない。
私は親に甘えすぎていた。

「礼羅!泣くなよ~!」

一樹は慌てている。

そんな一樹の頬に手をあて
「一樹、辛かったね。。」

私は無意識に一樹を抱きしめた。
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