顔をあげて
私たちは手を繋いで街中を歩いた。

こうやって歩いていると一樹はよく恐い顔した兄ちゃんたちや年下に声をかけられていた。

喧嘩ではなくなかよさそうに。いつも照れくさそうに礼羅を紹介してくれる。

一樹の人の良さが凄く伝わってくる。


お腹もすいてきた頃一樹はまた家で私に手料理を食べさせてくれるみたいで材料を買って2人で一樹の家にむかった。


『なんか新婚さんみたい。』
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