☆★私立天城学園★☆《BL》
☆理事長室と叔父さん
今私達は理事長室へと向かっている。



隣にはどういうことかを聞きたくて足速に私の手を引く優にい。



正直言って速いし痛い。



優にいは180を越える長身。


それに比べて私は158しかない。



だから自然と小走りになる。



掴まれている手首も痛い。


でもそれを言わせぬ重い空気があった。



仕方なく黙ってついていく。



30分程歩いたかと思われるころ―――。



目の前に巨大な建造物が現れた。



国会議事堂とか役所とかそういう感じの建物。



実物を見たことはなかったがひとついえること。




”学校には不必要”



私の通っていた女子校も相当凄かったけど街中にあったし、こんなに大きくなかった。



でもホッとするのはデザインのおかげだろう。


女子校は無駄に飾り付けられており見ることさえ疲れた。


ここはシンプルに統一されており、幾分か安らげる。



ありがとう、美希叔父さん!
< 13 / 27 >

この作品をシェア

pagetop