☆★私立天城学園★☆《BL》
目の前の建造物に感謝している私をよそに、優にいは足を進める。



半ばこけそうになりながらも一生懸命ついていった。



建造物の中に入ってエレベーターに乗り7階を押す優にい。



その間もずっと無言。


なんかとっても疲れますわ。


いつもの優しい優にいはどこへ行ってしまったのかしら。


きっと、何者かに連れ去られたんだわ。



ここにいるのは優にいの仮面を被った化け物なのよ。



優「俺は化け物じゃない…」


真「ふぁ?」


いきなり呼びかけられて思わず変な声を出してしまった。


恥ずかしい///


でもどうして私の考えている事がわかったの?



まさかホントに化け物……。


優「違う。化け物じゃない。それに真希はずっと口が動いている。」


うそ……。



うわぁーん!


私の考えてることがバレバレなはずよー!



優「それと現実逃避に陥っているところ悪いが着いた」



真「あ、はい」


優「俺は外で待っている。」


真「わかりましたわ、優にい。」



そう声をかけて、ドアをノックした。


美「入っていいよ」


真「失礼致します」



< 14 / 27 >

この作品をシェア

pagetop