☆★私立天城学園★☆《BL》
美「ってことで、さっきから不機嫌オーラ丸出しで立ち聞きしている、優子ちゃ〜ん。入っていいよ〜。」




さっき私が入ってきた扉が開いた。



優「やはり気付かれていましたか。」



優にいが小さく溜息を漏らす。



美「そりゃ、あれだけ黒いオーラを纏っていたらね」



優「それよりです。どうして真希がここに?」



美「聞いてないの?真希ちゃん、高校からここに編入だよ?」



優「何故この学校なんですか!他にもあっただろうに…」



美「真希ちゃんが心配?」



優「当たり前でしょう?」




ふたりの間を火花が飛び散る。



勿論私を挟んで。



この状況すっごくいらつくんですけど。



真「あの!私を挟んで睨み合わないでいただけませんか!」



優・美「……………」



二人が声の主…もとい私に驚きの目を向けてくる。



真「先程から何を揉めてるんですか!心配だとか!私のことなら大丈夫なんで喧嘩しないでいただけませんか!」



優にいと叔父さんの口がパカッと開く。
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