☆★私立天城学園★☆《BL》
☆編入宣言!
真「ママ、パパ。私、男子校へ行く!」
―――唐突に始まってしまい申し訳ありません。
私は紅葉真希[モミジマキ]。
正真正銘の”男”です。
男なのにどうして女言葉なのかと不思議に思われるでしょう。
これには深ーい訳があるのです。
パパの優希[ユウキ]とママの真子[マコ]が私を産んだとき、それはそれはかわいらしい”女の子”に見えたそうな。
ママは男として育てるのを嫌がり、パパは面白ければいいかと私を女として育てることにしました。
故に私は幼稚園から大学卒業まで女子校に入ることを強いられたのです。
私のパパは偶然にも女子校の理事長でしたのでさほど問題はありませんでした。
私は祖母譲りのプラチナブロンドの髪を腰までのばし、母譲りの深緑の瞳を惜し気もなくさらけ出して学校に通いました。
誘拐されかけたことは数知れず。
しかし持ち前の怪力や知力、時にはバランスの良さを使い切り抜けました。
過保護な兄は自ら進んで稽古を付けてくれました。
―――唐突に始まってしまい申し訳ありません。
私は紅葉真希[モミジマキ]。
正真正銘の”男”です。
男なのにどうして女言葉なのかと不思議に思われるでしょう。
これには深ーい訳があるのです。
パパの優希[ユウキ]とママの真子[マコ]が私を産んだとき、それはそれはかわいらしい”女の子”に見えたそうな。
ママは男として育てるのを嫌がり、パパは面白ければいいかと私を女として育てることにしました。
故に私は幼稚園から大学卒業まで女子校に入ることを強いられたのです。
私のパパは偶然にも女子校の理事長でしたのでさほど問題はありませんでした。
私は祖母譲りのプラチナブロンドの髪を腰までのばし、母譲りの深緑の瞳を惜し気もなくさらけ出して学校に通いました。
誘拐されかけたことは数知れず。
しかし持ち前の怪力や知力、時にはバランスの良さを使い切り抜けました。
過保護な兄は自ら進んで稽古を付けてくれました。