☆★私立天城学園★☆《BL》
これでオタクにしか見えないでしょ!(←いいことなんですか!?)


自分の変装に浸っているとまた別の声がした。



?「た…すけ……」


囲むようにしているため誰かはわからないが多分被害者。



厳「…い…オタ……オタク!」


真「は、はい!」


1番厳つい男がこっちに近付いてきた。


厳「おい、オタク。どうしてこんなところにいる」


真「門の所にいたら助けてって声がきこえたので」


男の顔が嫌な笑いに包まれた。


厳「馬鹿にしてんのか?あこからは5キロは離れてる。聞こえるはずがないだろう」


真「いえ、聞こえましたよ」


男の顔に青筋が浮かんだ。



厳「どんだけからかったら気が済むんだ!オタクのくせによぉ!おまえら、こいつが先だ」



男「でもオタクじゃ萎えるって」


一人が呆れたようにいう。


厳「違う!痛め付けてやれっつってんだ!」


頭の悪い下っ端をもつと苦労するわね。


まぁ知ったことではないけれど。


それよりも―――。



真「その方を離して頂けません?とても嫌がられていらっしゃるようなので」


厳つい男(以下:厳男)の顔が赤らんだ。
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