☆★私立天城学園★☆《BL》
厳「今の状況がわかってんのか!もういいさっさとやれ!」


男どもが一斉にかかってきた。



右からきた拳をよけ、かわりに鳩尾を打つ。

その男は一瞬で崩れた。


真「弱い…」


思わず口から出てしまった。


他の男どもがそれを聞き怒りで顔を赤らめる。


厳「おまえッ―――」



?「そこまでだ」


扉の方から声がした。



そこに立っていたのは――――





紛れも無く優子[ユウコ]お兄ちゃんだった。


前に会ったときからかわってない父親譲りの漆黒の髪。

整った顔。

180センチを越える長身。



まさしくお兄ちゃんだ。



優「何をしている」


厳「か、会長!こ、これはその…」


優「言い訳は無用だ。おまえらは全員退学。2人はついてきて」


?「は、はい」


真「……」



これがお兄ちゃん?


私と話すときはもっと優しかったような…。


というかどうしてこの学園に!?


しかも会長?



わかりませんわ…。


こうなったら確かめるのみ。
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