兄弟的同性愛事情

「そんなに深く考え込まなくても、私達の間に後ろめたいことなんてないんだから、また言われたって否定すればいいのよ」


「うん…」


「李堵さん、李桜のことが好きすぎるからそんなことしちゃったんだと思うよ？」


うん、わかってる。


行為が嫌なんじゃない。


…ただ、あーゆうやり方が嫌なだけ。


怒りしかなくて、やつあたりしてくるようなセックスなんて俺は嫌だ。


「…うん。それを言うのは、私にじゃないでしょう？」


「うん。ちゃんと話す」


ももの笑顔は好きだ。


優しく背中を押してくれるような、


曇った心に太陽の光をくれるような笑顔。


「もも、ありがと」


「素直でよろしい♪」











「……」