兄弟的同性愛事情
ドラマを見終わると、急に眠気が襲ってきてウトウトしてきた。
基本早く寝ないとダメなのに、新しく始まった月9ドラマとそのあとにやるドラマを見るために頑張って起きていた。
…けど…
「んん~…」
寝転がろうとすると
「よっと」
兄ちゃんにキャッチされて、俺は兄ちゃんに身体を預ける形になった。
こうなると、余計に瞼が重くなる。
「李桜、ベット行くよ?」
「ぅん…」
返事はしたけど、俺の目は開かない。
ダメだ、目が覚めない…。
そんな俺を見て、兄ちゃんは俺を持ち上げて部屋のベットへ運んでくれた。
いつも運んでくれるからか、すごい安定感がいいんだ…。
俺との同じシャンプーの匂い。
ずっとくっついていたくなる。
兄ちゃんの服を掴むと、その時ベットに俺の身体が降ろされた。
当然、服を捕まれている兄ちゃんは俺の身体と一緒にベットに引き寄せられた。
「わっ!?」
兄ちゃんの身体が俺の上に倒れる。
ベットが揺れて、兄ちゃんの顔が俺の横にくる。
兄ちゃんの髪が鼻に当たってきて、鼻がムズムズしてくる。
「ごめんっ、李桜。すぐに退くから……え?」
俺は兄ちゃんの身体を右に退けて、すりよった。
掛け布団しないと少し寒くて、兄ちゃんの身体から熱をもらう。
「このままで、いぃ…から…」