兄弟的同性愛事情
兄ちゃんが体勢を変えて、胡座で座っている俺の脚の所に頭をおいてきた。
腰に腕が回される。
えぇっと…
もう一度兄ちゃんの頭に手をのせて、猫を撫でるように優しく触れる。
すると、回された腕によけいに力を入れられた。
「…俺より、あの…ももとかいう女の子が好き?」
「え?」
「俺よりあの子なの?」
「兄ちゃん…?」
下から見られてるから、上目遣いで
少し怒っている兄ちゃんが俺をみつめてくる。
(…ヤバ。可愛い)
なんて考えていると、なにも言わない俺に怒ったのか、兄ちゃんは俺のスエットのズボンとパンツを一気にずらして
俺のアレに顔を近づけた。
「ちょ、兄ちゃん!?なにして…っ!……つかむ…なよ…!!」
「そんなの、絶対に許さないよ?李桜」
少し触られただけで勃起したモノに兄ちゃんの息がかかる。
「嫌だっ!ゃめ……んぁあ!!」
舌が優しく撫で回る。
ジュルっと下から音がして、その音にも身体が反応する。
「あぁっ…ぃゃだ…!はな、せ…んんぁあ…」
離そうとする腕にも、閉じようとする足にも力が入らない。
身体が熱くて、その熱に呑まれて理性がどんどん溶かされていく。
「ダメだって!!でちゃ…ぅあ、あっ、ぁああ!!」
「ん"ぐっ…んんっ……」
ゴクリ、ゴクリと兄ちゃんの口の中に放たれた白濁が飲み込まれていく。
熱い息を短く何度も吐いて呼吸を落ち着かせる。
「…李桜のこんな顔をみれるのも、李桜に触れていいのも、俺だけだ」
スルリと頬を撫でられる。
ぼんやりとしていて、俺はなにも反応ができなかった。
「んんっ」
与えられた口付けは苦くて甘かった。