大人になりたい
ゆっくりと夏希の布団にはいる。
やべぇ…
こんな近くて理性保てんのか??
「けぃ……………」
夏希の腕が伸びてきて俺に絡みつく。
…………………ほんとにやべぇ…
俺は今すぐ抱きたいのを我慢して、唇を押しつける。
「んっ…けぃ…たぁ!」
エロイわ…
「夏希…おやすみ。」
「ん。……………」
寝るのはやっ!
今日の夏希は寝ぼけてただけだったのか?
翌朝……………
5時に起きて夏希を起こさないようにそーっと部屋をでる。
朝ごはん作んなきゃな。
リビングには何故か桃の缶チューハイがあけてある。
…昨日おいてあったか?
まぁ、いいか。
「慶太……?」
?!
「夏希??どした?まだ5時だぞ?」
「あ…まだ5時なのね…………起きたら慶太がいなくてびっくりして………」
「あー、ごめんな。…そーだ!昨日風呂入ってねぇーだろ?シャワー浴びてくれば?」
「あ…そうか…昨日…桃ジュース飲んだら…意識薄れて………」
ん?桃ジュース??
それって…
「なぁ…夏希……………」
「ん?」
「桃ジュースってこれのこと?」
俺は缶チューハイの缶を差し出す。
「うん?そうだよ?え?なに??」
「バカ。」
「へ?」
「これは、お酒です!夏希どこ見てんだよ。」
「お、お、お、お酒??…………………ご、ごめんなさいっっ!あの…………全く知らなかったの!」
「いや、別に怒ってないけど…気をつけろよ?」
「ごめんなさい…」
「……アホだな…。早くシャワー浴びてこい。」
「はいぃ!」
昨日夏希が妙に甘えモードだったのは………
酔ってたのか……………。