虹恋
たが、所々晴れ間が見えている

いわゆる天気雨と言うやつだ

「やっべ、傘持ってきてねーや…」

平祐は困った顔で頭をかいた

「折りたたみ傘持ってるから入りなよ」

私は困っている平祐にそう言った

すると平祐は少し顔を赤くして

しばらく沈黙が続く

「おっ、おぅ…」

そういって傘の中に入った

私もドキドキしていた

こんなに平祐を近く感じた事がなかった

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