虹恋
「ありがと!なんかわりぃな…」

彼は頭をかきながらそう言った

「どういたしまして!」

私はそう言ってまたかばんを手に取り

「そろそろ帰らなくちゃ」

すると野々宮くんが

「んじゃ帰るか」

そう言って小学校の頃から

使っているエナメルを肩にかけた
< 30 / 49 >

この作品をシェア

pagetop