虹恋
ふと窓の外を見た

雨が降っていた

さすがにこのままでは帰れない

仕方なく教室に戻った

とりあえず2人窓際の席に座った

座りながら野々宮くんは

「お前、下の名前なんて言うの?」

と聞いてきた

「遥だよ、雪村 遥!野々宮くんは?」

「俺?俺は瑞希って言うんだ」

など、話をしていた

話し始めて1時間経った時

私の視界に大きな虹が

入ってきた

「綺麗…」

気づいたらつぶやいていた

「うわぁ!すげぇ…!」

隣からそう聞こえた

野々宮くんも見てるんだ…

そんな事を思いながら

野々宮くんの方を見た

そして目があう

「帰ろっか!」

2人でそう言って

また笑った



< 32 / 49 >

この作品をシェア

pagetop