虹恋

凉太

今日は天気雨

早く雨止まないかな

と思いながらバスを待つこと10分

バスがくる気配すらない

まだこんな時間か

と時計を見ていると

向こうから誰かが歩いて来た

どーやら女子のようだ

どんどん近くなる

顔が見えてくる

そして彼女はベンチに座った

僕はドキドキしていた

チラッと彼女を見た

その横顔はとても美しかった

長い黒髪、細い腕に細い足、

姿勢もしっかりしている

まるでモデルのようだった

僕は息をのんだ

こんなに美しい人は初めて見た

そして思わず

「こんにちは」

そーいった

言ったと言うよりも口が勝手に動いた

と言うのが正しい


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