虹恋
僕は嬉しかった

声は低めだが冷たすぎない

どこか暖かさを感じた

すると僕は

「名前なんて言うの?」

そんな事を聞いていた

今度は口が勝手に動いたのでわなく

自分で動かして聞いたのだ

彼女はめんどくさそうにこう言う

「…霧崎 麗」

綺麗な口からその名前が

出てきた

「いい名前だね」


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