最低男との結婚
戻って行くと、

女の人が店の前で
キョロキョロして、
大輔に気づき

「も~、大ちゃんってば
どこ行ってんのよー
ずっと待ってたんだから」


「あー、わりわり。
ちょっと遊んでた。
優奈、寒いから
奥いるか?」


「大丈夫、日向にいれば暖かいから」


「そうか、じゃあ
イス出してやっから」


「うん」


そう言いながら
イスを出してくれる大輔に

待っていた女性は、


「ねぇねぇ、大ちゃん
その子誰・・?」


「ん?当ててみ?」


「当てたらどうする?」


「当てたら?
そうだな・・・・
1つだけ言う事聞いてやるよ」


「ほんとに!?何でも?」


「あぁ、いいぞ」


「じゃあ・・真剣に答えるよ?」


「どうぞー?」



変な事言ってるし・・


案の定・・・、


女性は
私の顔を凝視している。
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