最低男との結婚
「いとこじゃない・・・?」


「俺のいとこって事か?」


「そう!当たってる?」


「残念、はずれー」


たこ焼きを焼きながら
笑っている。



「えー・・・
まさか、彼女とかじゃないんでしょ?」


大輔の顔を覗きこむように
問い詰めている。


そんな大輔は、私の方を少し見て

変な笑みを浮かべると、


「彼女じゃねぇなー?」


「何だ、ビックリしたじゃん。
じゃあ・・・妹?友達?」


「嫁」



「はっ?え?
大輔って
独身じゃないの!?」


「残念ながら落ち着いたもんで」


「ウソでしょ~・・・・
最悪なんだけどっ」


笑っている大輔とは正反対に
怒り出す女性。


そして、そんな女性を見ながら

ますます笑っている大輔は


本当に、性格が悪いんだと思う・・。






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