けぶる緑の奥に隠した、私の愛する永遠の少年。(短編)
12歳の誕生日から、15歳で街に出るまで。
幸せだったけど、長く苦しい毎日だった気がする。
時を重ねて、大人になっていく自分が、彼を追い越していくようで、怖かった。
いつか終わりがくる事に、気付いていたのに。
彼から離れたくて。
だけど、彼が好きで。
毎日、可能な限り、彼に会いに行ってしまう自分を止められなくて。
どうしていいのか。
自分はこれから、どうしていきたいのか。
わからなくて。
いつも悩んでた。
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