けぶる緑の奥に隠した、私の愛する永遠の少年。(短編)
したしい親戚のない私たちだったけど、幸い、よい隣人たちに恵まれていた。
非現実的すぎる両親の死の後に、私たちは生きていかなきゃいけないって、気付いた。
生きるって、生活していくこと。
マキは思った。
ーここには私の居場所がある。だからこの家を守らなくちゃいけない。ー
できることなら、マリ姉と一緒に。
< 9 / 43 >

この作品をシェア

pagetop