3人の王子様♪



1時間弱で終了。


はぁ、長かった(笑)


「心愛ちゃん、お疲れ。大丈夫?」


そう声をかけてきたのが泉先輩。


泉先輩は、初めから話しやすかった。


「月谷さん。資料室の場所とか教えるから着いてきて。」


伶太先パイについていき、いろんなことを教わった。


「じゃぁ、もう帰っていいよ。」


伶太先パイは見た目どおり、冷たく言う。


やっぱ、この人苦手かも。


それが第一印象だった。


「遅くなったら送ってくのが男の常識だろ?」


そう言って間に入ってきたのは、泉先輩。


優しいなぁ、泉先輩は。


「俺はまだ仕事が残ってる。なら、お前が送ってけ。」


伶太先パイは、冷たい人だ。


初めはそう思っていた。


あの日、先パイの本性を知るまでは。




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