MyPiece ~私を構成するもの~

私と刃は朝のように手を繋いで家へ帰った

その際、通りかかる学生達にチラチラ見られたが気にはしなかった


ーーーーーーーー

家に着くとなにやら玄関先に大きな段ボールがあるのが目に入った

刃が不審がって慎重にそれを開けると、



「「なんだこれ」」

中にはたくさんの高校生になるにあたって必要らしき物が入っていた
筆箱・シャーペン・ノートなどの文具は赤と銀を基調としたものがそれぞれ一つずつあり、携帯も新しいものが二つ。これも赤と銀の二色があった。


差し出し人はもちろん我がマスター

ほとんどのものを赤と銀の二色にしてある…つまり私が赤、刃が銀を使えと言うことだ

まぁ私達は朱姫と銀豹ということもあって簡単にイメージカラーからこうなったのだろう


……嫌ではないが持ち物ほとんど全てが赤だと不気味でそれは刃も同じだった

だから少し交換して使う事にした
これでまだマシになるだろう


携帯は元から持っていた黒色のものを仕事用とし、新しくもらった赤いものを学校用にした



< 35 / 47 >

この作品をシェア

pagetop