MyPiece ~私を構成するもの~

私達が転校することになった訳は……



ーーーーー

2日前…


ブーッブーッ

滅多に鳴らない私の携帯電話が鳴りだした
私に電話をかけてくるのはただ2人

1人は刃でもう1人は……




「もしもし」

ー ヤエ、仕事だ。直接伝えたいから刃も一緒に連れて来い

「わかりました」

ブチッ



なんとも簡潔な電話
この人は…私達の“マスター”だ



私達は万屋《Mario》(マリオ)
というところで働いている


万屋というのは
頼まれたことをその人の代わりにやる、“なんでも屋”といったところだろうか





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