高梨さんと北条くん
そんなこと、わたしの知ったことか。
「いや、同じ図書委員でクラスの席も隣同士ということ以外あまり共通点はありません」
形式的なつながりだけをこたえる。
「…っ!!なんなのよあんた!!もう北条くんに馴れ馴れしくしないでよね!」
淡々とした言葉とピクリとも動かない表情に本格的に怖くなったのだろう。
捨て台詞を吐いて彼女たちは去って行った。
「彼女たちも料理部なのかな〜。」
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